Taniumソリューション|リアルタイム可視化と即時対応で、IT資産管理とセキュリティ運用を再設計する
- Tanium
- IT資産管理
- エンドポイント管理
- 非管理端末
- パッチ管理
- 脆弱性対応
- セキュリティ対応
- サイバーハイジーン
- サイバーレジリエンス
- インシデント対応
- ServiceNow連携
- CMDB
- NIST
- CIS
- ZEIN
Taniumは、単なるIT資産管理ツールではありません。エンドポイントの状態をリアルタイムに可視化し、パッチ適用、ソフトウェア配信、脆弱性対応、インシデント初動までを一つにつなぐ、IT運用とセキュリティ運用の統合基盤です。
ZEINは、Taniumありきではない構想策定から、PoC、要件定義、設計・展開、運用保守、さらにServiceNow連携を含む全体最適化まで、Taniumの価値を最大化する支援を行います。
Taniumの新規導入・既存運用の見直し・IT資産可視化・非管理端末対策・パッチ管理・脆弱性対応・ServiceNow連携による運用高度化などについて、まずはお気軽にご相談ください。
- 目次
1. IT資産管理とセキュリティ運用の前提
1-1. なぜ今、IT資産情報のリアルタイム把握が必要なのか
IT資産管理の仕組みや各種運用ツールは、すでに多くの企業で導入されています。一方で、クラウド活用、リモートワーク、モバイル端末、複数ツールの併用が進んだ現在、企業のIT環境は以前よりもはるかに複雑になっています。
その結果、IT資産情報や端末状態は日々変化し続ける一方で、それを正確かつタイムリーに把握し、運用判断や是正アクションにつなげることが難しくなっています。
実際、現場では次のような課題が生じています。
- 部門ごとに異なるツールや台帳で管理され、資産情報が分散している
- CMDBや管理台帳と、実際の端末状態に乖離がある
- リモートワークやシャドーITの拡大により、非管理端末が増えている
- 大量の脆弱性情報に対して、重要度判断や対応優先順位付けが追いつかない
- 資産棚卸、パッチ適用、設定変更などの運用が手作業に依存している
- 証跡が散在し、監査対応やトレーサビリティ確保に負荷がかかっている
つまり、企業のIT運用とセキュリティ運用を支えるうえで重要な「エンドポイントの実態」を、リアルタイムに把握し、判断と実行につなげる基盤が不足しているということです。
資産情報を記録する仕組みだけでは、変化し続けるIT環境には追いつきません。これからのIT資産管理には、台帳上の情報ではなく、現場で実際に動いている端末の状態を高鮮度で捉え、必要な対処までつなげられる基盤が必要です。
1-2. IT資産管理とセキュリティ運用の基盤に必要なこと
ZEINでは、これからのIT資産管理・セキュリティ運用の基盤を、次のように捉えています。
- 全端末の実態を、リアルタイムに近い粒度で把握できること
- ハードウェア、OS、ソフトウェア、脆弱性、設定、利用状況を一元的に確認できること
- 非管理端末を含め、管理対象外のリスクも可視化できること
- 可視化だけで終わらず、パッチ適用、ソフトウェア配信、設定変更、隔離などの対処につなげられること
- 平時の衛生管理と有事のインシデント対応を、分断せず一つの運用として扱えること
- 対応履歴や証跡を残し、監査や継続的改善に活かせること
- 他システムと連携し、CMDB、ITSM、SecOpsなどの運用プロセス全体につなげられること
台帳や申請情報だけでは、変化し続けるIT環境の実態には追いつけません。また、可視化する仕組みと対処する仕組みが分かれているだけでは、運用判断と是正アクションの間に遅れや抜け漏れが生じます。
つまり、これからのIT資産管理に必要なのは、情報を記録するための仕組みだけではなく、エンドポイントの“今の状態”を高鮮度で把握し、そのまま判断と実行につなげられる基盤です。
Taniumは、この要件に対して、全体可視化と全体即時対応を支えるエンドポイント運用基盤として位置づけることができます。
2. ソリューション概要:Taniumとは何か

2-1. Taniumは、サイバーハイジーンからサイバーレジリエンスまでを支える統合型エンドポイントマネジメント基盤
Taniumは、単なるIT資産管理ツールやパッチ配信ツールではありません。企業向けのサイバーハイジーン、すなわち平時の衛生管理から、サイバーレジリエンス、すなわち有事対応までを一つの基盤で支える、統合型エンドポイントマネジメントソリューションです。具体的には、
- Asset や Discover による IT資産可視化、非管理端末検知
- Patch、Deploy、Enforce による パッチ管理、ソフトウェア配信、ポリシー管理
- Comply、Performance、SBOM による 状態把握、脆弱性可視化、リスク管理
- Threat Response、Investigate、Integrity Monitor、Reveal、Console などによる 検知、調査、対応、復旧支援
といった領域を横断的にカバーします。つまり、Taniumは、「見つける」「把握する」「判断する」「対処する」というエンドポイント運用の一連の流れを、分断せずにつなげる基盤です。
そのため、平時のIT資産管理やパッチ運用だけでなく、脆弱性対応やセキュリティインシデント対応までを、連続した運用として扱えるようになります。

2-2. Taniumの特許技術が、大規模環境でもリアルタイム性を支える
Taniumの大きな特徴は、こうした広い運用領域を、机上の設計ではなく、実際の大規模環境で機能させられることにあります。その技術的な土台となっているのが、Taniumの特許技術である「Taniumプロトコル」と「リニアチェーン」です。
Taniumプロトコルでは、Tanium Client が Tanium Server や他の Tanium Client と通信し、高速性、軽量性、高い安全性、耐障害性を実現します。また、リニアチェーンは、情報収集、コマンド実行、ファイル配信をサーバー集中型ではなく、近隣のエンドポイント経由で効率的に行う仕組みです。これにより、大規模環境でもリアルタイム性のある情報取得と、効率的な配信を両立できます。
つまり、Taniumは単に機能が多い製品なのではなく、多数の端末が存在する企業環境でも、実際に「全体可視化」と「全体即時対応」を成立させるための設計を持った基盤です。
この技術的な特性があるからこそ、Taniumは、IT資産管理、パッチ運用、脆弱性対応、インシデント初動といった業務を、現実的なスピードと運用負荷で支えることができます。
Taniumプロトコル

- TaniumプロトコルでTanium ClientはTanium Serverや他のTanium Clientと通信
- Taniumプロトコルにより高速性や軽量性、高い安全性や耐障害性を実現
- リニアチェーンが利用できない在宅環境等でも数十万台の管理、高速な情報収集等は変わらず利用可能
リニアチェーン

- 情報収集、コマンド実行、ファイル配信をサーバではなく近隣のエンドポイント経由で行う仕組み
- ファイル配信がとても効率的になる
3. Taniumの位置づけ:IT資産管理・セキュリティ運用における“リアルタイム可視化+即時実行基盤”としての役割
CMDBやITAMが「IT資産情報の記録・統合の基盤」であり、ITSMやSecOpsが「運用プロセスと意思決定の基盤」であるならば、Taniumは「エンドポイント実態のリアルタイム把握と即時実行の基盤」になり得ます。その理由は次の6つです。
1. エンドポイント情報を迅速かつ高鮮度で把握できる
- ハードウェア、OS、ソフトウェア、脆弱性、設定、稼働状態などを高鮮度で取得できる
- 台帳や申請情報だけではなく、実際に動いている端末の状態をもとに把握できる
- 全端末の状況を、リアルタイムに近い粒度で確認できる
➡️ IT資産情報の記録だけでは把握しきれない、端末の実態を継続的に捉えられる
2. 可視化と実行を同じ基盤でつなげられる
- Asset、Discover、Complyなどで状態を把握できる
- Patch、Deploy、Enforce、Threat Responseなどで是正や制御を実行できる
- 検知した課題に対し、別製品へ持ち替えずに次の対応へ進める
➡️ 状況把握だけで終わらず、把握した内容をそのまま対応につなげられる
3. 非管理端末を含め、管理対象外の端末まで把握できる
- Discoverにより、未登録端末や非管理端末の存在を検知できる
- リモートワークやシャドーITによって生じる管理対象外の端末も把握対象にできる
- 台帳や既存ツールに載っていない端末を含めて、管理対象の見直しにつなげられる
➡️ 管理台帳に載っている端末だけでなく、実際のネットワーク上に存在する端末全体を把握しやすくなる
4. 平時の衛生管理から有事対応までを一つの基盤で扱える
- IT資産可視化、パッチ適用、ソフトウェア配信、脆弱性管理といった平時の運用を支えられる
- 同時に、インシデント時の検知、調査、隔離、設定変更、復旧支援にもつなげられる
- 平時の管理と有事の対応を、分断せずに運用できる
➡️ 日常運用とセキュリティ対応を別々の仕組みで管理するのではなく、一連の運用として扱いやすくなる
5. 他システムと役割分担しながら、全体基盤の中核になれる
- ServiceNowと連携することで、Taniumで取得した端末情報をCMDBやSecOpsへ連携し、統合管理やワークフローにつなげられる
- Microsoft Intuneで管理しているモバイルデバイスの情報も含めて、他ツールの情報を統合管理できる
- 既存のEDRツール(例:CrowdStrikeなど)が導入済みの場合でも、役割分担しながら全体最適な運用基盤を構成できる
➡️ 既存ツールを置き換える前提ではなく、それぞれの強みを活かしながら、企業全体のIT運用を最適化しやすくなる
6. 運用自動化やAI活用の前提となる“高鮮度データ+実行基盤”を持てる
- 脆弱性スキャン結果、端末状態、パッチ適用可否などを高鮮度で取得できる
- ServiceNow連携により、優先順位付け、チケット起票、担当アサイン、変更ワークフロー、自動修復までつなげられる
- AIや自動化を実務で機能させるには、まず信頼できる端末データと、実行までつながる仕組みが必要になる
➡️ Taniumは、運用自動化や将来的なAI活用における“信頼できる事実データと実行の土台”になる
これらの要素により、Taniumは単なるエンドポイント管理ツールを超えて、IT資産管理・セキュリティ運用におけるリアルタイム可視化と即時実行の基盤として、企業の運用プロセス、リスク対応、運用自動化の土台を支えることができます。
さらに、ServiceNowなどの周辺基盤と組み合わせることで、単体利用では実現しづらい全体最適なIT運用アーキテクチャを構築できます。
4. Taniumが実現するIT運用基盤像
Taniumの価値は、単に端末情報を可視化できることではありません。IT資産可視化、非管理端末検知、OSパッチ管理、ソフトウェア配信、ポリシー適用、脆弱性管理を通じて、大半の端末を継続的に健全な状態へ近づけ、維持できることにあります。
そのうえで、通常運用から外れる個別不具合や高度な脅威に対しては、検知、原因調査、修正、封じ込めを行い、再び通常運用へ戻していく。Taniumは、この一連の流れを分断された個別作業ではなく、平時の衛生管理と有事対応をつなぐ運用サイクルとして実現します。

5. 企業の課題と、Taniumによる解決(Why / How)
企業のIT環境は年々複雑化し、次のような“構造的な詰まり”が発生しています。これらは、単なるIT部門の作業負荷にとどまらず、セキュリティリスク、運用品質、監査対応、意思決定スピードにまで影響します。
ZEINは、Taniumを活用した可視化と運用設計により、平時の健全性維持と有事対応を分断せずにつなぎ、こうした課題の解決を支援します。
よくある課題 ①
課題:資産情報が分散し、端末の実態がすぐに分からない
- 部門ごとに異なるツールや台帳で資産情報を管理している
- CMDBや管理台帳と、実際の端末状態に乖離がある
- どの端末が稼働しているのか、どのソフトウェアが入っているのかをすぐに確認できない
- 必要な情報を集めるたびに、複数ツールや担当者への確認が発生する
構造的な問題:企業内に、エンドポイント情報を迅速かつ高鮮度で把握する仕組みがなく、IT資産情報の記録と、実態把握・更新が分断されている
Tanium × ZEINによる解決 ①
対策:エンドポイント実態の可視化と情報管理の整理
Taniumを活用して、端末情報の散在と台帳とのズレを解消する
- Assetにより、ハードウェア、OS、ソフトウェア情報を継続的に取得
- 実際に稼働している端末の情報をもとに、資産の実態を可視化
- 必要に応じて、他システムとの連携を見据えた全体設計まで実施
結果:資産管理の精度が上がり、確認・判断が速くなる
- 端末の状況を都度探し回らなくてよくなる
- 台帳と実態のズレを前提にした確認作業や手戻りが減る
- 必要な情報が早く揃うことで、運用判断や対応着手が速くなる
- IT資産管理が、記録中心の運用から、実態に基づく運用へ近づく
よくある課題 ②
課題:非管理端末や設定不備が残り、健全な状態を維持できない
- リモートワークやシャドーITの拡大により、非管理端末が増えている
- 未登録端末や設定不備のある端末が放置されやすい
- パッチ未適用、禁止ソフトウェア残存、ポリシー逸脱が継続的に発生する
- 問題が起きるたびに個別対応となり、全体として健全な状態を保てない
構造的な問題:端末の状態を継続的に把握し、是正を回し続ける運用サイクルがなく、平時の衛生管理が都度対応にとどまっている
Tanium × ZEINによる解決 ②
対策:サイバーハイジーン運用の標準化と継続実行
可視化、配信、適用、統制を一つの運用として回せる状態をつくる
- Discoverにより、非管理端末を検出し、管理対象外の端末を把握
- Patch、Deploy、Enforceを活用し、パッチ適用、ソフトウェア配信、ポリシー適用を継続実施
- ZEINが、運用設計、展開計画、手順書整備、管理者教育までを一貫して支援
- 運用開始後も、課題の見直しや改善提案を通じて、ブラッシュアップ
結果:大半の端末を健全な状態に保ちやすくなる
- 非管理端末や設定不備を見逃しにくくなる
- パッチ未適用や更新遅延を継続的に減らせる
- 問題が起きてから対応する運用から、問題が起きにくい状態を維持する運用へ移行できる
よくある課題 ③
課題:脆弱性対応が遅れ、優先すべきリスクへの対処が後手になる
- 大量の脆弱性情報の中から、何を優先すべきか判断しづらい
- 影響範囲の確認や対象端末の特定に時間がかかる
- 対応方針や変更判断が担当者ごとの経験に依存しやすい
- 結果として、重大なリスクへの対応が後回しになりやすい
構造的な問題:脆弱性の検知、影響分析、優先順位付け、対応実行が分断されており、見つけても迅速に是正へつなげる運用が整っていない
Tanium × ZEINによる解決 ③
対策:脆弱性の可視化から是正までをつなぐ運用の確立
脆弱性を見つけるだけで終わらせず、対応まで進められる流れをつくる
- Complyにより、脆弱性と対象端末、影響範囲を可視化
- PatchやDeployと連携し、必要な修正アクションを実行
- ZEINが優先順位の考え方、運用ルール、変更判断の進め方を整理し、現場で回る運用へ落とし込む
- 必要に応じて、将来的な自動化や他システム連携も見据えた設計を行う
結果:重大リスクへの初動が速くなり、対応品質が安定する
- どの脆弱性に、どの端末が該当するかを早く把握できる
- 優先すべきリスクから対応に着手しやすくなる
- 検知から是正までのリードタイムが短縮される
- 属人的な判断に依存しすぎない、再現性のある脆弱性対応へ近づく
よくある課題 ④
課題:運用が手作業・属人化し、監査対応や継続改善まで手が回らない
- 資産棚卸、配信、設定変更、是正確認などの作業が手作業に依存している
- 担当者ごとの経験や判断に依存し、運用品質にばらつきが出やすい
- 実施履歴や証跡が散在し、監査対応のたびに情報収集が必要になる
- 日々の運用に追われ、改善活動や高度化に時間を使えない
構造的な問題:運用が人の頑張りで成立する状態になっており、標準化、証跡管理、継続改善までを含めた運用基盤が整っていない
Tanium × ZEINによる解決 ④
対策:運用の標準化・運用支援・継続改善の仕組み化
手作業前提の運用を、継続して回せる仕組みに置き換える
- ZEINが、要件定義、設計、展開、運用手順書作成、管理者教育まで一貫して支援
- 運用支援により、日常運用そのものを継続的にサポート可能
- 改善提案、手順更新、新規配信前の検証などを通じて、導入後も運用品質を高め続ける
結果:運用負荷を抑えながら、監査対応と継続改善まで回せる
- 日常運用の属人化が減り、品質が安定する
- 実施履歴や証跡を追いやすくなり、監査対応がしやすくなる
- 作業に追われる状態から、改善に時間を使える状態へ移行できる
- 導入して終わりではなく、運用そのものを継続的に成熟させられる
6. 導入ステップ:
構想策定 → PoC → 要件定義 → 設計・展開 → 運用定着
Tanium導入は、ライセンスを契約して、Clientを展開すれば終わるものではありません。重要なのは、IT資産管理とセキュリティ運用の目的を明確にし、現状課題に対してどの機能をどう活用するのかを整理したうえで、展開、運用定着、継続改善までを一つの流れとして進めることです。
ZEINは、Taniumありきではなく、企業としてのあるべき姿の整理からPoC、要件定義、設計・展開、運用までを一貫して支援します。
構想策定
STEP 1
- NIST CSFや業界・社内ポリシーを踏まえ、IT資産管理とセキュリティ運用のあるべき姿を整理する
- 現状の運用課題、既存ツールの役割、管理対象、運用体制を棚卸する
- Taniumでどこまでを担い、既存製品とどう役割分担するかを明確化する
- Taniumありきではなく、目的・ゴールに対して最適な構成を整理する
➡️ このステップでは、単に製品を選ぶのではなく、「何を実現したいのか」「どこに課題があるのか」を明確にします。ZEINは、複数プロダクトを比較した中立的な視点で、構想の整理を支援します。
PoC(概念実証)
STEP 2
- 最低限の要件とヒアリング結果をもとに、Tanium環境をセットアップする
- Tanium Clientを展開し、現状課題に対する解決可否を検証する
- 資産可視化、非管理端末検知、パッチ管理、脆弱性可視化など、優先度の高いテーマから実証する
- 導入効果や運用イメージを確認し、必要に応じて経営層向けの判断材料を整理する
➡️ このステップでは、机上での検討だけで終わらせず、実際に使えるか、現場で回るかを短期間で確認します。ZEINは、標準的な実証観点に加え、個社の課題に合わせたPoC設計と評価支援を行います。
要件定義
STEP 3
- 解決すべき課題を整理し、Taniumの利用モジュールや機能にマッピングする
- 機能要件だけでなく、運用要件、展開要件、権限や体制などの非機能要件も定義する
- 既存製品との機能重複や差分を整理し、切替方針や全体ロードマップを明確化する
- 将来の運用高度化や他システム連携も見据えた要件整理を行う
➡️ このステップでは、「何ができるか」ではなく、「何をどこまで運用として成立させるか」を固めます。ZEINは、導入後の運用まで見据え、要件漏れや役割重複が起きにくい整理を支援します。
設計・展開
STEP 4
- 端末・ネットワーク構成に応じた環境設計を行う
- 利用モジュールに応じた設定方針を整理し、パラメータシートを作成する
- Tanium Clientの展開方針を策定し、パイロット展開、段階的展開、全社展開へ進める
- 既存業務への影響を抑えながら、本番環境への設定反映とユースケーステストを実施する
- 必要に応じて、既存ツールからの配信運用や設定変更の移行も進める
➡️ このステップでは、単に技術的に導入するのではなく、ネットワーク負荷や拠点構成、運用容易性まで考慮した設計が重要です。ZEINは、設計からClient展開、検証までを一貫して支援し、大規模環境でも無理なく導入できる進め方を整えます。
運用定着・継続改善
STEP 5
- 運用ルール、運用体制、作業手順書を整備する
- 管理者向け教育や引継ぎを行い、運用開始前の体制を整える
- 事前に定義した運用スコープに沿って、資産可視化、パッチ適用、脆弱性対応などを継続実施する
- 運用開始後も、改善提案、手順更新、新規配信前の検証などを通じて運用品質を高める
- 必要に応じて、ZEINが運用支援・運用代行まで担うことも可能
➡️ Tanium導入の成否を分けるのは、導入そのものよりも、導入後に継続して使いこなせるかどうかです。ZEINは、運用開始後の改善まで伴走し、導入効果を一過性で終わらせない仕組みづくりを支援します。
7. Tanium × ServiceNow連携支援
Taniumを導入することで、エンドポイントの状態を高鮮度で可視化し、是正アクションまでつなげることができます。さらに、ServiceNowと連携することで、その情報をCMDB、ITAM、ITSM、SecOpsなどの運用プロセスへ接続し、IT資産管理と脆弱性対応をより全体最適な形へ発展させることが可能です。
Taniumが担うのは、エンドポイント実態のリアルタイムな把握と実行です。一方、ServiceNowが担うのは、統合された資産管理、ワークフロー、優先順位付け、チケット管理、変更管理といった運用プロセスです。
この2つを組み合わせることで、単体導入では分断されがちな可視化、判断、実行、追跡を一連の運用としてつなげることができます。
7-1. IT資産統合管理支援
企業のIT資産情報は、Taniumだけでなく、Intune、Tenable、既存台帳、各種運用ツールなど、複数のソースに分散しやすいのが実態です。
TaniumとServiceNowを連携することで、エンドポイントを自動検出・登録しながら、資産情報をServiceNow側へ統合し、より正確で更新性の高いCMDBを構築できます。具体的には、以下のような運用が可能になります。
- エンドポイントの自動検出・登録による最新資産情報の維持
- 検出した非管理端末情報をもとにしたチケット発行と担当者アサイン
- 定期的な棚卸レポートの自動生成による手作業削減
- Intuneなど他ツールの資産情報も取り込んだ全社的なIT資産統合基盤の構築
これにより、IT資産管理は単なる台帳管理ではなく、常に最新に近い情報をもとに判断できる運用基盤へと進化します。また、棚卸、非管理端末対応、監査対応といった作業を、都度の確認作業ではなく、継続的に回る仕組みとして運用できるようになります。

IT資産統合管理による価値
資産情報の自動連携・統合
- Tanium・Intune・Tenableなど複数ツールが保有する資産情報を自動でServiceNowへ連携し、CMDBを最新状態に維持。
- エンドポイントの自動検出・登録に加え、構成情報・利用状況・ネットワーク機器情報を統合することで、正確で一貫性のある資産データ基盤を構築。
非管理端末対応
- 検出した非管理端末を自動でチケット化し、適切な担当者へアサイン。
- 未管理端末の発見からCMDBへの連携、対応指示までを自動化し、是正までのリードタイムを大幅に短縮。
棚卸自動化・ソフトウェアライセンス管理
- 棚卸レポートを自動生成し、資産照合・監査対応にかかる手作業を削減。
- さらにソフトウェア利用状況やライセンス情報を統合管理し、未使用ライセンスの可視化・コスト最適化にも寄与。
7-2. 脆弱性検知・是正対応自動化支援
Tanium単体でも、脆弱性の可視化や修正アクションの実行には強みがあります。
一方で、実際の運用では、検知した後に以下のような中間プロセスがボトルネックになりやすくなります。
・どの端末が対象か
・どれを優先すべきか
・誰が対応するのか
・変更判断をどう進めるか
TaniumとServiceNowを連携することで、Tanium Complyの脆弱性スキャン結果をServiceNow SecOps-VRへ自動連携し、脆弱性情報を重要度・影響度に応じて分類し、担当者へのチケットアサイン、対応状況の可視化、是正後の追跡までを一連の流れとして管理できるようになります。さらに、
- Tanium Patch や Deploy と連携した修正パッチ適用の実行
- ServiceNow上でのリアルタイムな是正状況の可視化
- 変更管理や承認フローとの接続
これらを含めて運用できるため、脆弱性対応を「見つける作業」から「継続して是正する運用」へ引き上げることができます。

8. ZEINの強み
ZEINは、単なるTanium導入支援にとどまらず、IT資産管理とセキュリティ運用の“あるべき姿”を構想し、PoC、要件定義、設計・展開、運用定着までを一貫して支援します。
Tanium認定資格を有する専門チームとグローバル導入実績を活かし、さらにServiceNowやIntuneなど他プラットフォームとの連携も含めて、企業全体で機能する資産・運用基盤の実現を支援します。
◾️ 構想策定から運用までのワンストップ支援
Taniumありきではなく、企業としての資産管理の“あるべき姿”を構想し、最適なツール選定から支援します。PoC、要件定義、設計、構築・展開、運用定着までを一貫して伴走し、現場で持続的に機能する仕組みを実現します。
◾️ 異なるツールの統合設計力
Taniumに加え、IntuneやServiceNowなどの導入実績を活かし、個別最適と全体最適の両面から設計を行います。それぞれの特性を理解したうえで、ツール間をシームレスに統合し、統合的な運用基盤を実現します。
◾️ Tanium認定資格を持つ専門チーム
Tanium認定資格保有者が多数在籍する専門チームがあらゆる技術課題に迅速に対応します。豊富な導入・運用経験を基に、最適な設計と継続的な改善支援を提供します。
◾️ グローバル導入実績
米国・欧州・日本の各リージョンでの導入経験を活かし、グローバル展開における複雑な要件にも対応。地域ごとの規制や要件の違いを理解した設計と導入実績で、グローバル全体でのIT運用の最適化を実現します。
Taniumの新規導入・既存運用の見直し・IT資産可視化・非管理端末対策・パッチ管理・脆弱性対応・ServiceNow連携による運用高度化などについて、まずはお気軽にご相談ください。
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FAQ
- Taniumは、IT資産管理とセキュリティ運用の基盤として本当に機能しますか?
-
はい。Taniumは、IT資産可視化、非管理端末検知、パッチ管理、ソフトウェア配信、脆弱性管理、インシデント対応までを一つの基盤で扱えるため、平時の衛生管理と有事対応を分断せずに運用できます。
ZEINは、その前提となる構想策定、要件定義、設計・展開、運用定着までを一貫して支援します。
- Tanium導入で一番失敗しやすいポイントはどこですか?
-
Taniumを入れること自体が目的になってしまい、何を実現したいのか、既存ツールとどう役割分担するのか、導入後にどう運用するのかを整理しないまま進めてしまうことです。それでは可視化はできても、運用改善やリスク低減にはつながりません。
まずはIT資産管理とセキュリティ運用のあるべき姿を定義し、そのうえで必要な機能や運用を設計することが重要です。
- 大規模環境でもTaniumは問題なく展開できますか?
-
はい。ただし、端末台数だけでなく、拠点構成、ネットワーク制約、既存運用、展開方法によって難易度は変わります。Taniumは大規模環境でも高鮮度な情報取得と効率的な配信を実現する技術基盤を持っていますが、実際の導入では段階的な展開計画や運用設計が重要です。
ZEINでは、事前整理から設計、Client展開、運用定着までを一貫して支援します。
- Taniumを導入すれば、脆弱性対応や運用自動化はすぐに実現できますか?
-
可視化や是正の実行は早い段階から始められますが、脆弱性対応や運用自動化を継続的に機能させるには、優先順位付け、運用ルール、変更判断、他システムとの連携まで含めた設計が重要です。
ZEINは、まずTaniumで健全性維持の運用を整えたうえで、必要に応じてServiceNow連携なども含めた高度化シナリオを設計します。