国内総合アパレル会社
事業再生に伴う、バリューチェーン再構築と収益構造改革
- ITプランニング・マネジメント
- インテリジェントプラットフォーム
- クラウドプラットフォーム
- ERP
- Amazon web services
- 卸売・小売業
- Creative Vision.NET
背景 / 課題
- 業態が多く、事業部ごとに独自の業務形態となっていることによる、属人的かつ非効率な業務オペレーション。
- 複雑化した仕入/販売形態に既存システム・ベンダーが対応できていないことによる、開発・保守費用の増大と不具合の多発。
- 購買行動の多様化や個人の嗜好変化に迅速に対応する戦略の策定と運用サイクルの不整備。
プロジェクトゴール
- ビジネス・プロセスの再構築に伴う基幹システム導入と経営に資する正確な数値の取得と可視化。
ZEINの役割
- 調達・製造・保管・物流・販売・購買(EC含む)全体のバリューチェーン見直しによるビジネススリム化と業務標準化。
- タイムリーな経営資源の把握を実現するための売上・コスト(収益性)を意識した経営管理基盤の再構築。
- 事業部署ごとに管理していた顧客情報の統合管理を実現し、CRM戦略の一環として効果的活用方法を策定。
- サードパーティーERP製品+クラウド基盤によるシステム・情報一元化と運用保守コスト削減。
システム全体像
ポイント
1. 事業部独立主義廃止と標準プロセス構築
調達・製造・保管・物流・販売・購買までのバリューチェーンを起点に、23ブランド事業部独自に行っていた業務プロセスを統廃合し、標準業務を策定。また23ブランド事業部ごとに配置していたMD部を集約。
2. 経営管理基盤構築による経営情報の把握
正確な売上はもちろんのこと、商品販売までにかかる正確な原価コストを可視化するため、仕入、輸入諸掛、倉庫検品、出荷運送費用まで含めた、厳格な原価管理を実施。また為替予約を導入することで為替変動リスクの軽減対策を実施。
3. 全社統一した顧客管理プロセスの構築
23ブランド事業独自に管理を行っていた顧客管理プロセスを廃止。EC・店舗・事業を跨いだ購入履歴を一元的に把握する顧客統合基盤を構築。顧客のライフタイムに合わせ、店舗・事業を跨いだ販促施策およびクロスセリングを実施。