RPA

ソフトウェアロボットを使って事業プロセスを自動化し
業務の効率化を実現するテクノロジー

RPAとは

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、人がPC上で行う業務をソフトウェアロボットが代行し、業務を自動化する技術を指します。データ収集や分析、レポート出力、システム間のデータ転記などの定型作業はもちろんのこと、従来人の判断が必要とされていた作業もAIなどの最新技術と連携することで自動化が可能です。
国内のRPAの導入率は、大手企業で51%、中小企業で25%となっており、多くの企業が活用しています。

RPAの特徴

RPAは、業務で利用している既存システムや業務フローに変更を加えることなく、自動化を実現することが可能です。
国内、国外共に様々なRPAツールが提供されていますが、ほとんどのツールに共通しているのが「ノンプログラミング」です。開発スキルのない人でも直感的に開発しやすく、誰でも自動化にトライしやすいです。
ちょっとした個人の作業から、複数部署をまたがるような大きな業務まで、RPAはあらゆる作業・業務に適用可能なため、企業の規模や業種・職種を問わず幅広く活用可能です。

■ 主な特徴

  1. 業務の効率化
  2. 従業員エクスペリエンスの向上
  3. 自動化開発が容易
  4. 拡張性が高い

1. 業務の効率化

人が行っているデータ収集・分析やシステム入力、メール送信など、PC上のあらゆる作業を自動化し、ロボットが代行することで、作業スピードの高速化による作業時間の短縮、24時間365日稼働による作業量の拡大や作業コスト削減、人的ミスが発生しなくなることによる作業精度向上の実現が可能になります。

作業時間の短縮

ロボットは人の何倍も速く作業を行うことができます。また、ロボットが作業中に他の作業を進めることができるため、作業時間の大幅短縮につながります。

作業量の拡大

人には休憩時間が必要ですが、ロボットには必要ありません。24時間365日いつでも稼働できるため、深夜・早朝も作業を進めることができます。

作業コストの削減

作業スピードが速く、かつ長時間稼働可能なロボットが人の作業を代行するため、人にかかっていたコストをカットすることができます。

作業精度の向上

作業ミスや作業漏れなどの人的ミスが発生しないため、作業の精度が上がります。また、人によるダブルチェックが不要になります。

2. 従業員エクスペリエンスの向上

データ転記作業のような単調な作業や、ミスが許されない作業、残業をして大量に対処しなければならない作業をロボットが代行することで、ストレス負荷の高い作業から従業員を開放することができます。また、浮いた時間をよりクリエイティブな業務に充てられることにより、仕事に対する満足度の向上につながります。

単調な作業からの解放

誰でもできる作業や、日々繰り返す作業を自動化することで、よりクリエイティブな業務にあたることができます。

緊張感からの解放

金額の計算や個人情報の扱いなど、少しのミスも許されない作業を自動化することで、担当者の負担となっていたストレスを解消します。

残業からの解放

繁忙期の業務や大量の作業を自動化することで、人が行わなければならない作業量を減らし、残業時間を削減します。

仕事の充実

ストレス負荷の高い業務から解放されることにより、よりやりがいのある業務にあたり、精神的、体力的な余裕が生まれ、仕事に対する満足度の向上につながります。

3. 自動化開発が容易

通常のシステム開発の場合、開発ベンダーに依頼し、数か月かけて開発を進めます。一度機能を確定してしまうと、途中で機能を変更するのは容易ではありません。しかし、RPAの場合はノンプログラミングで開発できるものが多く、開発・保守を内製化することが可能です。また、人がPC上で行う作業をロボットに置き換えるだけであるため、開発スピードが速く、開発後の変更も気軽に行うことができます。

ノンプログラミング

RPAツールのほとんどがノンプログラミングで直感的に開発が可能なため、開発スキルがなくても開発しやすいです。

即時自動化

既存の作業をロボットに置き換えるため、仕様検討の時間がかかりません。また、開発の難易度も低いため、思い立ったらすぐに開発を実施できます。

4. 拡張性が高い

RPAが注目されはじめた当初は、RPAでできることはルールが決められている定型業務を自動化することに留まりました。しかし、様々なテクノロジーの発展に伴いRPAも進化し、現在では非定型業務も自動化が可能になってきています。また、様々な外部ツール、サービスとも連携が可能なため、既存業務の自動化だけでなく、RPAの利用を前提とした新しい業務の検討も可能となります。

AI-OCR × RPA

注文書や請求書など紙の文書からのデータ集計/入力を自動化し、自動化範囲を拡大することで、より高い導入効果を得ることができます。

dArwIn × RPA

弊社ソリューション「dArwIn」と連携して使用することで、時間や場所の制約を排除し、活用の幅を広げることができます。

Celonis × RPA

プロセスマイニングによって業務の分析、稼働しているロボットの評価を行うことで、効果の高い業務の発見やより高度なロボットへの改修をサポートします。

新しいテクノロジー・サービス × RPA

AIやChatGPTなど、ITは日々進化しています。RPAは、あらゆるテクノロジーやサービスと連携し、業務の可能性を広げます。

ZEINのソリューション

弊社のRPAサービスは、豊富な実績に裏打ちされたコンサルティング力と技術力により、RPAの導入計画から導入実施、活用までトータルサポートし、導入効果を最大化します。UiPath、BizRobo!、WinActor、Automation Anywhereなど複数の製品を比較し、お客様の業務に最適なRPAツールを選定することが可能です。

業務選定・開発・展開

RPAの計画・検証、本格導入、運用展開までワンストップでご支援します。対象業務分析から、製品選定、RPA化における効果測定および評価、新プロセスの策定、ロボット開発、導入後の柔軟な保守を実施します。

運用保守

「開発したRPAがうまく動かない」「システムとの相性によって自動化できない業務がある」などの課題に対して、既存ロボットの評価や改修、お客様のシステムとより相性の良いRPA製品への移行を支援いたします。

高度な利活用の促進

データの加工やシステムへの入力などの単純作業だけではなく、他システムと連携させることで業務効率化を加速させます。

開発・運用の内製化

内製でロボットを開発、運用していく為に必要な方法論やスキルをトレーニングを通じて学習いただき、お客様の業務改善を牽引するRPA人材を育成します。