【RPA導入事例】業務効率化で見えてきた新たな改革への道筋 ~ECLエージェンシー株式会社~
IT企画/戦略策定、CIO支援、BPR/業務改革、ERP導入支援、PMO、そしてRPA導入支援など、国内企業に対しIT領域におけるコンサルティングサービスを数多く手掛ける、ZEIN株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:志賀野寛彦、以下ZEIN)は、中古車のターミナル運営や輸出貨物の船積を中心に事業展開しているECLエージェンシー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長手繁、以下ECLエージェンシー)に対してRPA導入支援サービスを提供し、月間約2,000万円の業務コストを削減しました。
ZEINでは業務効率化によるクライアントビジネス拡大を目的としたアプローチの1つとしてRPA導入支援サービスを提供しております。お客様の導入/運用方針や体制に合わせ、ロボット開発だけでなく、製品選定、RPA化における効果測定および評価、対象業務選定、新業務プロセスの策定、導入後のサポートなど、「計画/検証」、「本格導入」、「運用展開」まで経験豊富なコンサルタントがワンストップでご支援しております。
ECLエージェンシーでは輸出に必要な大量の英語ドキュメントを作成します。同社では、人力で行っていたため、長時間労働・通関コストが大きな課題でした。輸出に伴う大量のドキュメント作成業務の効率化により、コスト削減及び従業員の長時間労働是正を図るため、RPAが自社の業務効率化に有効だと考え、まずは導入に向けて製品やベンダーの情報収集を進めました。RPAの製品ありきで説明を行うベンダーが多い中、各製品の特徴を踏まえた上で業務や課題にマッチしたツールの提案をしてきたことを高く評価し、ZEINの導入サポートを受けることに決め、以下効率化を実施し、成果を得ることに成功しました。
※RPA導入事例記事はこちらをご覧ください。
対象業務
船積指示書(S/I:Shipping Instruction)に記載された情報を、船積指図書(S/O:Shipping Order)と呼ばれる伝票に転記し、船会社へ提示するという一連の業務を対象としてRPAによる自動化を実施しました。
導入効果
RPAによる業務の自動化により、以下の通り作業時間の短縮(長時間労働の是正)及びコスト削減に成功しました。また、本業務は、手作業により生じる転記ミスのチェック作業に神経を使った対応が必要であり、精神的な負荷が大きい業務でしたが、自動化後はロボットが一定のルールで処理を行うため、品質向上及びチェック工数の削減ができたことも大きな効果となっております。
「導入前」
・作業時間:60時間/月
・通関コスト: 2,200円/1台
「導入後」
・作業時間:15時間/月
・通関コスト: 1,230円/1台
今後の展望
ECLエージェンシーでは、RPAによる自動化対象業務の幅を広げていくことで更なるコスト削減、業務効率化を推進していきます。今回のPJで自動化したS/O入力業務は輸出に必要なドキュメント作成業務の一部であるため、今後は更に範囲を広げて1台あたりの通関コストを1230円から800円程度への削減を目指して、ZEINと共同や、内製での運用を視野にRPA推進に取り組んでいきたいと考えています。
会社概要
社名 | ECLエージェンシー株式会社 (https://www.ecl-agency.com) |
代表 | 代表取締役社長 長手繁 |
創業年月 | 2011年4月 |
所在地 |
東京都中央区
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資本金 | 9500万 |
事業内容 |
イースタンカーライナー㈱を始め、契約する外航海運会社の自動車専用船、多目的船への貨物集荷事業及び代理店事業。
又、コンテナ船を利用した世界各国への中古車輸送に関連する貨物集荷事業及びVANNING事業。
全国に配置した中古車両・中古建設機械などの輸出ターミナルを利用した輸出中古事業者向けの各種サービス事業
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本件に関する報道関係者からのお問合せ先
ZEIN株式会社 広報担当:川端泰祐
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